整形外科で脊柱管狭窄症と言われても
高齢になると腰周辺のトラブルを抱える機会も増えてきて今まで感じなったような微かな痺れなどを腰周りやお尻周りに自覚して整形外科に駆け込むケースも珍しくありませんが、腰のレントゲン撮影をしてもらったときに「あなたの腰は脊柱管狭窄症ですね」と言われて得体のしれない恐怖感や焦りを感じてしまう患者さんも居られることと思います。聞いたこともない病名にどうすれば良いのか?と思う方が大半かと思われます。さてそんな脊柱管狭窄症というものは一体どんな状態をさすのでしょうか?
専門書(標準整形外科学)の一節によると「脊柱管狭窄症」とは機能的脊柱単位の退行変性に基づく変形性脊椎症性変化が常にみられる。中高年齢層。男性に特に多い。本症に極めて特徴的な症状である「起立または歩行を続けているうちに両足部から上行するしびれが出現し歩行の続行が不可能となる。患者は前屈位またはしゃがみこんで数分休憩をとるとしびれは急速に消退し再び歩行可能となる。この現象を馬尾性間欠跛行と呼ぶ....色々と書かれています。まだまだ沢山書いてあるわけですが、要点をまとめると
- 中高年以上からの背骨の変化により引き起こされる腰に関する症状
- 男性に多い傾向
- 立ち続けることや歩き続けることが辛くなってくる。場合によってはしびれを伴う
- 座って休息すると楽になり再び歩けるようになる